講師契約書を作成するときの注意点を教えてください

講師契約書を作るときの注意点は、何の講師契約書を作るかによって変わってきます。以下に、注意するべき点の主な例を挙げますので、ご参考ください。

【ご注意】
下記の注意点は一般的なものですので、それぞれの問題を個別に解決するものではありません。あらかじめご了承下さい。

塾・スクール運営の講師契約書

講義以外の労働をどのように扱うか

講師には、講義以外にも例えばカリキュラム作成や講義時間外の生徒さんへの対応等、いろいろとやってもらうことがあると思います。さらに塾でいえば、保護者への対応もあると思います。
そのとき問題になるのが、講義以外の労働に対する給料(報酬)をどうするかです。
大抵の場合は、講師のサービス精神に頼っていたり、「それも講師の仕事のうち」としているのではないでしょうか。

しかしそのような状態では、いずれは講師とトラブルになります。たとえ講師が何も言わない状態だとしても、心の中では不満に思っています。

ここに、トラブルの火種が生まれます。最近は給料未払いの裁判を起こされる事案も増えていますので、講義以外の労働の部分についてどのように扱うか、しっかりと契約で決めておかないといけません。

具体的には、講義以外の労働についても法律違反にならないような契約書、そして、なるべく人件費をかけないで済む契約書を作成する必要があります。

講師が一方的にやめたらどうするか

例えば、教育熱心すぎる講師の場合、がんばってくれる反面、スクール側の運営方針と対立してしまうこともあります。
その場合に起こりえる問題は、講師が一方的にやめてしまうことです。
上記の例以外にも、講師が突然やめてしまうことがないとは言えません。

もしそうなってしまうと、新しい講師を用意するにも時間や費用がかかってしまいますし、生徒さんにも迷惑をかけてしまいます。

そのような場面に対応するために、無事に問題を乗り切るための契約書、そして、スクールへの打撃を最小限に食い止めることができる契約書を作成する必要があります。

様々なノウハウをどのようにして守るか

スクールには、効果的に教えるためのノウハウだけでなく、集客のための大切な営業ノウハウもあると思います。
しかし、将来独立を考えている講師や、ライバル校に行ってしまおうと考えている講師もいます。そのような講師がその大切なノウハウを他人に漏らしてしまう可能性もあります。

そのような講師の行為を防止するための契約書を作成する必要があります。

生徒さんから評判の良いスクールにするためにはどうすればいいか

上記の点に加えて、さらに欲を言えば、講師のやる気が保てるような契約内容にできればベストです。やはり、生徒さんの満足度は講師の熱心さに左右されますので、それができれば、おのずとスクールの評判も良くなるはずです。

契約書はトラブルを防止するだけでなく、戦略的なスクール運営の一助にもなるのです。

講演会・セミナー開催の講師契約書

講師と著作権トラブルを起こさないようにするためにはどうすればいいか

講演・講義の著作権は、講師にあります。
したがって、講師の承諾なく録画・録音して発表することはできません。
また、講師の承諾なく、その講演の内容を記事にして発表することもできません(書物だけでなく、ホームページやブログにアップすることもできません)。

さらに、講師が作成した資料の著作権も講師にあります。
したがって、その資料を他の場面で使うこともできません。

こういった著作権の問題は、あとで大変な賠償問題に発展することがあります。ですので、著作権の問題を入念に考えた契約書を作成しておく必要があります。

講師が第三者の著作権を侵害した場合どうするか

主催者側が講師の著作権を侵害しないようにする必要があることは上記のとおりですが、別の問題として、講師が第三者の著作権を侵害する場合もあります。
もっとも簡単な例でいえば、他人が執筆した書籍を講師がコピーして、講演会・セミナーで配布した場合などがこれに当たります。
この場合主催者としては、著作権を侵害された第三者に対して「講師が勝手にやったことですから」と言って逃げることは難しいです。

こういった講師の行為は、事前の打ち合わせで防止することもできますが、契約書で主催者側が責任を負わないようにしておく必要があります。

主催者側の都合で講演会・セミナーが中止になった場合どうするか

主催者側の都合で講演会・セミナーが中止になることもあると思います。
その場合、きつい言い方になってしまいますが、主催者側からの契約破棄という形になります。その結果、講師に対して損害賠償をする義務が発生してしまいます。

そのような問題にも、損害なく乗り切るための契約書を作成しておく必要があります。

無事に運営するための講師契約書にするには

もし講師契約書を作っていないようでしたら、早い段階で作成してください。やはり口約束や、簡単な承諾書だけでは恐い面があります。
逆に、もう講師契約書を作成されいるのであれば、ぜひ一度見直してください。

講師契約書を作成するときは、とりあえず上記の点に気をつけてください。その先は、個別具体的に考えていく必要があります。

そのときにとても大切なのが、文言の意味を理解する必要があるということです。契約書に書いてある内容の意味を理解しておかないと、真の意味で「契約書を使う」ことはできません。書いてあることを理解してこそ、相手に対して、自分の権利を主張したり、責任を回避したりできるのです。

もし、真の意味で「使える契約書」を必要とされていましたら、ぜひご相談ください。
教育機関での勤務経験と、講師経験を生かしてオーダーメイドの契約書を作成し、アドバイスもあわせて行います。

講師契約書作成の流れ

私の事務所では、以下の流れで作成しています。

Step1 お問い合わせください
           
Step2 ヒアリング・打ち合わせ
           
Step3 注釈入りの草案の作成・送付
           
Step4 ご依頼者様による契約書草案のチェック
           
Step5 正式な契約書の作成・送付

これらの流れについては、以下をご参考ください。

Step1 お問い合わせください

詳しくは、お問い合わせ・相談予約先をご覧ください。

Step2 ヒアリング・打ち合わせ

まずはメールや電話でヒアリングを行わせていただきます。
その後、それだけでは精度の高い契約書が作れないと判断した場合は、ご依頼者様と実際にお会いして、打ち合わせやヒアリングも行わせていただきます。

Step3 注釈入りの草案の作成・送付

Step2を受けて、私が講師契約書の草案をワードファイルで作成し、メールでお送りします。この草案には、文言の意味の解説や、「なぜそのような文言を入れているのか」という私の意図や狙いを記します。
なぜそのようなことをするかというと、私のご依頼者様には、契約書を戦略的に使っていだたきたいからです。

Step4 ご依頼者様による草案のチェック

Step3で作成した草案をご依頼者様にチェックしていただきます。
この時点で、「こういう内容も入れてほしい」とか、「この文言の意味がわからない」ということなどがありましたら、おっしゃってください。

Step5 正式な契約書作成・送付

ご依頼者様のお手元に、以下のものを納品します。

  • 契約書2部(ご依頼者様用と契約相手用を1部ずつ、紙媒体でお送りします)
  • 契約書のワードファイル(メールにてお送りします)


専門家からのご推薦

廣瀬 幸義 先生(ヘリオボヤージ合同会社 代表 中小企業診断士)

廣瀬先生西郡さんは、気の人である。物事の本質を見極めようとする気迫は、職人気質(かたぎ)に通じるものがある。
また、若いころから自ら進んで苦労を抱かえこむことが多かったせいか、さり気ない気遣いや気働きができる人でもある。
そして、これまでの私との付き合いでは、義や情を重んじる男気が伝わってくる人でもある。
この西郡さんの気は、真っ当なクライアントの便益のために発揮されるため、あるときはクライアントに優しくあったとしても、あるときは厳しさとして伝わってしまうことがあることと思う。彼の気を理解し、それを受け止めることができるクライアントであれば、彼の真の価値を享受することができる、そういうことを期待することができる人物である。

推薦者 ヘリオボヤージ合同会社 代表 中小企業診断士 廣瀬 幸義

齋藤 昭子 先生(行政書士さいとうあきこオフィス 代表 行政書士)

齋藤昭子先生西郡先生とは、先生が書かれている書籍を読ませていただきご連絡したのがきっかけでした。
どの業務を通してもいえるのですが、先生は戦略ありきの達人です。
先生はご依頼の件数も半端なく多くこなされているため、経験豊かで、場面場面で独自のアイデアが飛び出し、その時点の最良の策を法律文書に落としていきます。作られる各種書類から、法律書類作成能力にもたけていらっしゃるのは言うまでもありません。
そして、なんといっても、ご依頼者の方に対する気持ちを込めた対応やフォローが素晴らしいです。先生にお会いする度に、先生のご依頼者の方に対するハンパない熱い思いが伝わってきます。
先生は気づいていらっしゃるかわかりませんが、「ご依頼者自身を育て、最終的にその方のトータルの成長を導いていくお力がある」。これは、一番に感じました。少し先生とお話してアドバイスを聞いているだけでもわかります。
みなさまも、ぜひ会われてみてください!!

推薦者 行政書士さいとうあきこオフィス 代表 行政書士 齋藤 昭子

水崎 晃彦 先生(水崎国際事務所 代表 行政書士)

水崎先生西郡先生との出会いは資格予備校の教材制作現場でした。
最初の印象は『ちょっと怖そう・・・』でしたが、実際には全然そんなことはなく、とても真摯で、逆にものすごく低姿勢な方でした(笑)。
彼がパワーポイントを自在に操る様を見て驚嘆し、受講生のことを熱く語るのを聞いて感動した日々を思い出します。
彼は自分を大きく見せようとはしません。できないことをできるとも言いません。
今の世の中、自分を誇大に飾り立てる輩の多い中、これだけで彼が信頼に足る人間だということがお分かりになると思います。

推薦者 水崎国際事務所 代表 行政書士 水崎 晃彦

斉藤 容一 先生(行政書士さいとう事務所 代表 行政書士)

斉藤先生最強のオーダーメイド請負人 行政書士 西郡研太郎先生について
私が西郡先生を知ったのは、先生の事務所のサイトをトップページで拝見したことがきっかけです。そして、外観・構成はもちろん、その内容・ポリシーの素晴らしさに、厚かましくも、メールで業務の事や、昭和プロレスの話題などを送ってしまったのです。すると、その日のうちに丁寧な返信を頂き、何度かやり取りをして頂きました。
先生の著作本も迷わず拝読しました。
先生のサイトは、まさしく、「先生の等身大」です。
先生は、個々のご依頼人のための最善策を提案・実行なさることでしょう。
先生のサイトをご覧になって、共感なさるお客様は、ぜひ先生にご相談になることをお勧めします。同業者が同業者を推薦することは、滅多にありません。
なお、万一、西郡先生が超多忙につき、予約が取れないなどありましたら、世田谷・用賀の当事務所もよろしくお願いします(笑)。

推薦者 行政書士さいとう事務所 代表 行政書士 斉藤容一

中村 弥生 先生(中村やよい行政書士事務所 所長)

西郡先生の持ち味は、抜群の法律的思考力と、妥協を一切許さない、仕事に対する姿勢です。
というとこわそうですが、西郡先生の本当のすごさは、そのすごさを感じさせないところです。とても親切に何でも教えてくれます。
ウェブデザインからオートレースまで、守備範囲の広さも魅力です。
ぜひ一度会ってみてください。とにかくすごい先生です。

推薦者 中村やよい行政書士事務所 行政書士 中村 弥生

渡部 修司 先生(元 行政書士試験講座講師)

西郡先生と私は、同じ資格スクールで行政書士試験講座の講師をしておりました。
講師としての西郡先生は、単なる受験ノウハウにとどまらず、合格後まで見据えて実務での応用力が身につくよう指導しておられました。また、質問・相談にも親身に対応しておられたのです。受講生の未来のために最善を尽くしておられた西郡先生。
その姿勢と変わることなく、いま西郡先生は、依頼主の希望を実現するため、親身に相談に乗り、業務に最善を尽くしておられるのです。

推薦者 元 行政書士試験講座講師 渡部 修司

私にご依頼いただくメリット

メリット1 教育業と講師業を理解した行政書士が契約書を作成します!

私は契約書作成の専門家であり、さらに教育機関での勤務経験(勤務経歴はこちら)と講師経験の両方を持っています(講師経歴はこちら)。
ですので、様々な事情や立場を真に理解した講師契約書を作成できます。

メリット2 事業戦略の一助になる契約書が出来上がります!

私の事務所は、オーダーメイドで丁寧な契約書を作るのが特徴です。ご依頼者様の業務スタイルを理解してから、契約書を起案します。
ですので、ご依頼者様の事業にピッタリ合った、事業戦略の一助になる契約書に仕上がります。

メリット3 契約書を戦略的に使いこなせるようになります!

私は、契約書の草案をご依頼者様に見ていただく際、その文言に注釈を付けています。なぜなら、私にご依頼いただいた方には、契約書を戦略的に使いこなしてほしいからです。契約書の文言の意味を把握し、意図を理解していただければ、それができるようになります。
そのために、契約書の草案には注釈を付けて、ご依頼者様にお渡しします。

メリット4 ハンコの押し方を間違えないようになります!

ハンコ契約書の完成品を郵送でお送りする際、「契約書のハンコの押し方に関する説明書」と「押印見本」を同封します。

ハンコの押し方を間違えないためのサービスもご用意して、ご依頼者様のスムーズな契約締結をサポートしています。

メリット5 ご依頼者様ご自身で契約書をきれいに製本できるようになります!

契約書を郵送で納品する際には、ご依頼者様用と契約相手用を1部ずつを紙媒体でお送りしますので、最初の契約はそれをお使いいただければOKです。
しかしその後は、ほかの相手に対しても同じ契約書を渡すことになるかと思います。
そのときのために、ご依頼者様ご自身できれいな仕上がりの契約書を作っていただけるよう、契約書の製本についてもご案内します。

メリット6 話がわかりやすい!

私は、職業訓練校(公的機関)や法律スクールのほか、社会人や起業家を対象としたセミナーなどでの講師経験が豊富ですので、難しい問題もわかりやすく、そして明るく楽しい形でご説明できます。
実際にお話しをお聞きいただければ、説得力もお感じいただけるかと思います。

ご利用料金

講師契約書作成業務

ご依頼者様の事業スタイルに沿った、オーダーメイドの講師契約書を作成します。

【着手金】 52,500円(税込)

■ お願い
「とにかく安い料金で作ってほしい」「雛形さえあればそれでいい」という場合は、できる限り他の事務所へご依頼されますようお願いいたします。
私の事務所は、納得できるサービスに重点をおかれる方や、信頼関係を重視される方のための事務所です。どうぞご了承ください。

その他オプションプラン

上記お申し込みプランに加え、ご依頼者様のご希望に応じて以下の業務を行います。

  • 契約交渉代理(紛争に関する交渉代理は法律の規定により行えません)
  • 契約相手から提示された契約書の内容チェック

上記の業務以外でも、「こんなことをやってほしい」というご希望がありましたら、ご遠慮なくおっしゃってください。可能な限り対応いたします。

初回相談(対面での相談)

相談【料金】 1時間30分まで6,300円(税込)です。
それ以降は30分あたり3,150円(税込)になります。
なお、契約書作成をご依頼いただいた場合、初回相談料を無料になります。

■ 相談日時と場所につきまして
お問い合わせ・相談予約から、ご希望の日時をご連絡ください。
相談場所は、基本的には当事務所になりますが、ご希望により出張も承っています(出張費無料、交通費は実費で請求させていただきます)。

■ 相談のときにご用意いただくもの
・ご本人様を確認できるもの(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
・ご印鑑
・どのような講師契約書が必要なのかを示す資料

料金のお支払いにつきまして

上記着手金をお支払いいただいた時点で、正式にご依頼いただいたと判断して業務に着手しております(銀行振込手数料はご負担ください)。

ご依頼の限定につきまして

以下に当てはまる方に対しては、ご依頼をお受けすることができません。

  • 契約書は形だけ整っていればOKと思われている方
  • 匿名・偽名・電話番号非通知などで、お問い合わせや相談申込みをされる方

本当に良い契約書を作成していくためには、ご依頼者様と私との信頼関係がとても大切になります。どうぞご理解ください。

ここまでご覧いただきまして、ありがとうございます

今、契約書作成の実務や、講師の仕事をしていて感じているのは、「契約書は形だけ整っていればいい」と思われている方が多いということです。

確かに、一般にあるような雛形をマネするだけでも、トラブル防止には多少の役に立ちます。しかしそれでは、深いところまで手が届きませんし、書いてあることの意味を理解していないと、真の意味で契約書を使うことはできません。

契約書は、使い方によっては事業を繁栄させ、また使い方によっては大きな責任を追及されるリスクを負うことにもなります。

ここで一度、「使える契約書」を作ってみませんか?
きっと、価値のあるものとお感じいただけると思います。

あなたからのご相談、ご依頼を心よりお待ちしています。

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現在、新規のご相談・ご依頼の受付は、ご紹介者様がいらっしゃる場合のみにさせていただいております。
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